かがやき+1 平成25年1月
2013年1月30日

この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。 今回は   

『新しい出会いから広がる世界』

です。

長谷幼稚園には、未就園の小さな子どもたちと一緒に遊ぶ日があったり、幼児教育等の勉強をしている学生が来たり、地域の小学生との交流や中学生の保育体験があったり、子どもたちは沢山の新しい出会いがあります。そして1月からは、アルゼンチンやメキシコなど、南米で幼児教育などに携わっている日系の方々が、長谷幼稚園に研修生としてきており、子どもたちと一緒に過ごしています。 子どもたちは、南米の方々との関わりの中で、一緒に遊ぶことの楽しさや嬉しさだけでなく、沢山の発見やおどろき、刺激を受けていました。研修生の方々は子どもたちと思い切り遊んでくださるだけでなく、南米の国々について、沢山教えて下さいました。「メキシコの子どもたちは辛いものが大好きなんだよ」ということに、「えー!!」とびっくりしたり、絵本をスペイン語で読んでもらったり、ハッピーバースデーの歌をスペイン語で歌ってもらったりしました。言葉の意味をすべてはわからなくても、言葉の響きや雰囲気を感じ、子どもたちも真似をしてみたり、ぐっと気持ちを向けていました。「またあした」という意味の「アスタマニャーナ」という言葉を子どもたちは覚えて、毎日ののさまに言っていました。違う国の人と過ごし、遠い国のことを感じる中で、今までになかった刺激をうけて、さらに子どもたちの世界が広がっていくのだろうなと思います。 また先日は、稲村ケ崎小学校の1年生が幼稚園に遊びに来てくれました。子どもたちは、小学生とどんなことをしたいか考え、「トンカチでおしろをつくりたい!」「めいろをつくりたい!」「ようちえんをたんけんしたい!」とクラスごとに過ごしました。最初はドキドキしていた子どもたちですが、手をつないで歩いていると自然と話が盛り上がり、距離が縮まったり、一緒に箱で作ったり、ゲームをするうちに、すぐに仲良くなってしまう子どもたち。小学生も幼稚園の子の考えたゲームや遊びをよく分かり、一緒に楽しんでくれました。あるクラスでは光則寺の上にある土の牢のところから、幼稚園に向かって呼んでみたら聞こえるかなと「○○せんせーい!」とみんなで呼ぶと、ちょうどその先生が近くまできていて、「はーい!」と答えてくれて、「ほんとにきこえたねー!」と大盛り上がり。うれしい気持ちを共有していました。 いつもクラスや年齢関係なく、子どもたちが混ざり合って遊んでおり、色々な思いを感じながら過ごしていますが、そこにさらに色々な方との出会いがあることで、子どもたちは本当に沢山の刺激を受けています。そして、新しい方と一緒に過ごすことに、とても楽しさを感じています。新しい出会いの中で楽しさを感じている子どもたちの姿を大切にしたいと思います。 hp1.jpg