長谷幼稚園の保育理念

長谷幼稚園の保育理念と保育の特色

異年齢のクラス

年齢別のクラスではありません。
異年齢一緒のクラスの中で、年上の子は年下の子のことをしり、自然に手助けをしています。また、小さい子は大きいこの姿を見てあこがれ大きくなっていきます。
様々な年齢の子と遊ぶことが、むしろ自然な形と考えています。

とんかち・のこぎり・くぎ

長谷幼稚園では、とんかち・のこぎり・くぎを使っています。 板や一升瓶の入っていた木箱等を利用して、子どもたちが自分で考えていろいろなものを作っています。
秋には、約1ヶ月かけて「迷路ランド」を作り、おうちの人と一緒にかくれんぼや宝探し、タッチゲームなどをして楽しみました。 夏のお泊り保育に向けて、本当に入れる露天風呂を作ったこともあります(しかも男女別脱衣場つき)。
3月に行なわれた卒園式では、卒園証書を受け取る舞台を卒園する園児たちが作りました。

木工活動を積み重ねていく中で、子どもたちは自然に木に親しんでいます。
はじめは何をつくるというわけではなく、ただ木を切るだけ、何本も何本もくぎを打つこと、これが楽しいのです。
そして次第に、この板とこの板を留めるにはここを打てばいい、この厚さの板にはこの長さのくぎがいい、等々自分たちで考え、工夫していけるようになっていきます。
木工活動をやっていく中で、子どもたちが自由に考え、取り組んでいく姿、つくって遊ぶ姿を大切にしたいと考えています

廃材

(牛乳パック・箱・包装紙・はぎれ・リボン・毛糸・段ボール…)

長谷幼稚園には、既製のおもちゃはありません。
そして、常に子どもが使えるよう、牛乳パック等の廃材を出しています。
毎日子どもは「いい事考えた!」とよく廃材を使って、色々な物を作ります。牛乳パックでも、ロボット・電車・家・楽器…と、あらゆるものになり、子どもの世界はどんどん拡がっていきます。
そしてそれらの物には、子どものアイデアがたくさんつまっていて、既製のおもちゃのように決まりきったものではなく、子どもが自ら考え、工夫し、作っている物ばかりなのです。
そんな子どもの手によって、どんなものにでも変えられる材料(廃材等)を幼稚園では出していきたいと考えています。

針と糸

太い毛糸針と糸、はぎれも使えるようにしてあります。
これらを使って、ドレスを作る子、人形を作る子等々・・・。
ただ布地を切るだけでも、子どもは楽しそうです。

ほうちょう

夏のお泊りの時には、ほうちょうを使って自分たちで夕食を作ります。

どろんこ・すなやま

思う存分どろと、水で遊ぶことは、心もからだも伸び伸びと広がり、自分をだすようになる第一歩。大切にしている遊びです。
天気のいい日はもちろん、雨の降った翌日の園庭は楽しい楽しい・・・。
そして、どろパンツ・どろズボンで入る‘どろばたけ‘は、子どもたちに大人気です。

木・布・紙・泥・水など様々な素材と自由に関わり遊ぶ中で、子どもの意欲・創り出す力を育みます。
*なお、とんかちや針、ほうちょう等は、幼稚園児が使うには危険なものの様に思われがちです。
長谷幼稚園では、これらのものを使う際の約束事を、園児たちに徹底しています。