この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
11月も終わりが近づき、長谷幼稚園も、本格的な秋を迎えています。
子どもたちは、身近なところで秋を感じているようです。
幼稚園で育てたサツマイモを、青の子(年中児)で収穫しました。赤紫色に変わったツルを見つけると、子どもたちは「(サツマイモの)おしらせだー!」と大喜び。その下にあるサツマイモを見つけようと、手を真っ黒にして土を掘ります。「あかちゃんのおいもだ!」と、小さな小さなサツマイモも、大切にカゴの中に入れました。
赤の子(年少児)も加わって、サツマイモの長いツルを何人もで持ち、電車に見立てたり、引っぱりっこしたりと、ツルも、子どもたちにとって楽しいものになっていたようです。
黄色の子(年長児)は、山道を歩き、畑にサツマイモ掘りに出かけました。畑には、本当にたくさんのサツマイモが!「あった!」「またあったー!」と子どもたちは大興奮。1つのサツマイモを何人もで掘ったり、1人でいくつものサツマイモを見つけたり、山のように積み上げられたサツマイモに、「100こいじょうあるな〜」と満足している子の姿もありました。
園庭にあるもみじは、緑から黄色、赤と日々色を変えています。赤や黄色のもみじを拾ったり、幼稚園に歩いてくる途中で見つけたどんぐりや、イチョウの葉、スギの葉、栗のイガを大切に持って登園してくる子の姿もあります。あるクラスにある“秋BOX”には、たくさんの秋がつまっています。「うわ、チクチクする〜」と言いながらイガを触ったり、「あしたももってくるからね!」と、嬉しそうだったり、様々な子どもたちの姿があり、見ていて微笑ましい光景でした。
身近なところで、季節を感じている子どもたち。
これから冬がやってきます。木の葉が全部落ちたり、霜が降りたり、種を蒔いた大根が育ったり、カメやザリガニが冬眠したり。これからも、身近な自然の色んなところで季節を感じながら過ごしていけるといいなと思います。