かがやき+1 平成22年度12月
2010年12月21日

この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。 今回は   

『あったかいね みんなのきもち』

です。

子どもたちと過ごしていると、子どもたちのつぶやきや、ふとした姿、仲間同士の関わりに、ほんわかした温かい気持ちになることがたくさんあります。今回はそんな、寒い季節でも心が温かくなるような、子どもたちの“あったかエピソード”をお伝えします。 11月中旬から二学期末まで、長谷幼稚園は通常の異年齢のクラスから同年齢のクラスとなり、それぞれの年齢ごとにあそびや世界を拡げているのですが、これまでの生活の中で年齢やクラスを越えて、共に過ごしてきているので、お互いに自然と気にかけ合いながら過ごしている子どもたちです。 先日、数人のきいろの子(年長児)が、あかの子(年少児)がお弁当の後の片付けをしている様子を何気なく見に行っていました。するとやはり、きいろの子の部屋よりは少々散らかっている様子・・・「やっぱりあかの子はしょうがないなぁ」と言いながらも、「これはどこにしまうのかな?」「ここにいれておくよ?」とひとつひとつ確認しながら、まだ片付いていなかったお弁当をリュックの中にしまうのを手伝ってくれました。自分のお弁当をちゃっちゃと片付けてくれている様子を、少しビックリしながらもじーっとみていたあかの子。しばらくすると、そのきいろの子が今度は椅子を片付けてくれようとしていたところにスッと近付いて、嬉しそうに一緒に片付けていたのです。 それまで特別つながりがあったわけではない二人でしたが、優しい気持ちと嬉しい気持ちが心をつないだのでしょうね。そんな何気ない気持ちのやり取りに、私たちの心も温かくなりました。 ある日、みんなで使っている『絵本の部屋』をふと見ると・・・あらら、出しっぱなしの絵本がたくさん。それに気付いたあおの子(年中児)たちが「たいへんだぁ!えほんのへやがきたない!かたづけなくちゃ!」大はりきりで片付け始めました。 すると、そこに通りかかったあかの子やきいろの子たちも「こりゃたいへん!」と続々とやってきて、絵本の部屋はあっという間に元通りになりました。 そんな時にあかの子がにっこり笑ってポツリと一言。「みんなのぱわーだとはやいね〜♪」 そうだね!みんなで過ごす長谷幼稚園。あかの子も、あおの子も、きいろの子も、みんなのパワーが合わさると本当に大きなパワーになるんだよね! 改めて、みんなで生活しているって素敵だなと感じるひと時でした。 またある日、みんなで掘ったおいもをふかして食べていた時のこと。 おいもが大好きな子どもたちは大事に大事に味わって食べていました。すると、子ども同士でこんな会話をしていました。 「あーおいもっておいしいなぁ♪」「マンモ(保育者)がつくってくれたんでしょ?ありがとういわなきゃね」「あと、はたけのおじさんにもね!」「あと、たいようもだよ!」「じゃあ、みずもじゃないの?」「いまはたけにうえてあるだいこんも、みずあげてだいじにしたら、おいしくなるかもね〜♪」「そうだね!・・・あ!きょうみずあげるのわすれてたよ!あとでいこうっと。」 子どもたちのありがとうの気持ちは、こんなにも大きく育っているのか!と、その優しさにあふれた時間を心地よく感じたのでした。 また三学期は異年齢の生活になります。お互いを感じ合い、思い合う気持ちが育っている子どもたちとの生活を、また新たな気持ちで一緒につくっていきたいな、と思っています。 img019.jpg