この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
「おはよう!」「おはようございまーす!」
長谷幼稚園の毎日は、子どもたちと、子どもたちを送って来られたおうちの方たちと、保育者の元気な声で始まります。
一見、当たり前にも思える、この朝の光景が、長谷幼稚園で大切にしたいことの1つを象徴しているように思うのです。今回のかがやき+1では、子どもたちだけでなく、おうちの方々も共に過ごしている、長谷幼稚園の雰囲気を感じていただければと思います。
朝、おうちの方と手をつなぎ、登園してくる子どもたち。(この、手をつないで登降園する、というのは、子どもたちにとっても、おうちの方にとっても、大切な時間になっているようです。)「きょうは、パパときたよ!」「おじいちゃんときたんだー!」「きょうは○○のママときたの」と、お母さん以外の方と登園してくることも、よくある光景です。
登降園の際に、毎日顔を合わせていらっしゃる、おうちの方々。
挨拶もそこそこに、おうちの方同士で話に花が咲いたり、「今日、ちょっとお迎えに間に合わないかもしれない・・・」「じゃあ、私が代わりに○○ちゃんのお迎えしておくよ」というやりとりがあったりして、おうちの方同士で気軽にコミュニケーションをとったり、助け合ったりできる関係を築いているのを感じます。
送迎をきっかけにして、おうちの方と毎日顔を合わせられるのは、私たち保育者にとっても、とても嬉しいことです。幼稚園での様子や、家庭での様子などを話しながら、子どもたちのことを一緒に考える時間を大切にしたいと考えています。
おうちの方が幼稚園で接するのは、大人だけではありません。「○○、おはよう!」「○○ちゃん、おばあちゃんと来たんだ、いいね!」「○○くん、ママとバイバイするとき泣かなくなったね。」「(他のお子さんの弟、妹を見て)えー!○○ちゃん、歩くようになったの!」などと、他の子どもたちのことも知り、気さくに声をかけ、成長を一緒に喜んで下さったりしています。保育が始まってからも、「今日は時間があるから、子どもの様子を見ていこうかな」「子どもたちと一緒に遊んじゃおうかな」と、おうちの方が幼稚園で子どもたちと過ごすこともたくさんあります。
また、お母さん方が、おはなし会の「ちゅうちゅうかい」で、子どもたちに絵本の読み聞かせをして下さったり(この様子は、9月24日更新の「はせっこアルバム」にも載っています)、お父さん方も、「オヤジの会」で、イベントを企画してくださったり、と、子どもたちのために、進んで活動して下さる方もたくさんいらっしゃいます。そうした活動も、おうちの方同士のコミュニケーションの場にもなっているようです。
長谷幼稚園の日々の光景には、子どもたちと保育者だけでなく、兄弟や親戚の方を含めた、たくさんのおうちの方がいらっしゃるのです。
こうした日々の中で、長谷幼稚園の子どもたちは、自然に、たくさんの人と過ごしながら、自分の家族だけでなく、様々な人からの愛情を受けて、育っています。