この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
長谷幼稚園では、子どもたちが考えつくる生活を大切にしたいと考えています。
こんなことしたい!こんなものがあったらいいな!こんなのつくりたい!こんな風にしたらおもしろそう!いいことおもいついちゃった!など、子どもたちの中から出てくる気持ちや、そこから考えつくりだす姿を大切にしています。それは、日々の生活で遊ぶ中では、もちろんのこと、毎月行う誕生日会も同じように考えています。
4月23日(水)、今年度初めての誕生日会を行いました。それぞれのクラスでどんな風にお祝いをしようかと子どもたちと相談すると、「ケーキをつくって食べさせてあげよう!」「乗り物にのせてあげよう!」などのアイディアが出てきました。あるクラスでは、誕生日の子が喜んでくれるようにとプレゼントをつくって、あげることにしました。
新聞紙で大きなキャンディーをつくった子、いくつかの箱をテープでくっつけて電話をつくった子、新聞紙をまるめたボールと転がすコースをつくり、ボール転がしゲームを考えた子、箱の中に細かく切った箱を入れ、振るといい音がする楽器をつくった子など、「○○ちゃん、よろこんでくれるかなぁ。」と、誕生日の子を思ってつくりました。また、つくるだけでなく、好きな歌をうたって、お祝いの気持ちで過ごす子もいました。
誕生日会当日は、おうちの方にも来ていただき、お子さんと一緒に献花をしたり、我が子のかわいいところ、素敵なところなど、保育者からのインタビューに答えていただいたり、一緒にお祝いしていただいています。おうちの方からの言葉や友だちが考えてくれたお祝いなど、誕生日の子にとって、楽しく嬉しい日になるといいなと思っています。
また、友だちのお祝いを考えることで、自分の誕生日を楽しみに思ったり、お祝いしてくれて嬉しい!という気持ちが、次に、友だちのお祝いを考えたい!という気持ちにつながるといいなと思います。
誕生日会は、その都度、みんながお祝いの気持ちで過ごせる単位、(1クラス、2クラス合同、全体、など)で行います。
このような子どもたちが考えつくる誕生日会は、毎月違う様々なアイディアにより、楽しさや嬉しさがあふれています。今年度もどんなお祝いを考えていくのか、とても楽しみです。