かがやき+1 平成23年9月
2011年10月1日

この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。 今回は   

『やったね!の瞬間』

です。

「かきごおりやまをつくろう!」と砂でせっせと山をつくっていた子どもたち。その中で一人の子がトンネルを掘り始めました。「ここ、とんねるにしようっと。」山が崩れないように慎重に穴をほっています。「じゃあ、ぼくはこっちから掘るね!」と、トンネルを掘っていることに気付いた子が反対側から掘っていきます。「あっ!つながった!てがついた!」「やったー!」そんな友達と一緒にやり遂げたことへのやったね!の瞬間があります。 みんなが大好きなお弁当の時間。「きょう、おべんとうに、ナシはいってるんだー!」嬉しそうな子の隣で、「ぼくもおんなじなしだ!」「おんなじだね、やったー!」そんな、友達と同じで嬉しい、やったね!の瞬間もあります。 とんかちでトントンとくぎを打っている子がいます。何度もくぎが曲がりそうになりながら、時間をかけて、それでも入ったときの嬉しさ、そんな言葉にしない、やったね!の瞬間もあります。 長谷幼稚園では子どもたちが思い思いに生活していく中で、そんなたくさんのやったね!の瞬間があるのです。友達とともに感じ、つながっていくことでのやったね!もあれば、自分自身で感じるやったね!もありますが、そこにはいつも子どもたちのにこにこで満足そうな姿があります。そんな満足感・充実感をたくさん感じて大きくなっていってほしいな、と思っています。           H23.09-PLUS1.jpg