かがやき+1 令和元年 11月
2019年11月12日


「えのぐってたのしいな」



長谷幼稚園では、からだを大きくうごかしてイメージを広げながらえのぐを楽しむ子どもたちの姿があります。

園庭にはえのぐをぬたくれる大きな白い板やべニアの板があり子どもたちは、いろいろなイメージでえのぐを楽しみます。

10月、とんぼが園庭に飛んでいるのを見た子が「とんぼの空をつくろう!えのぐでゆうやけぞらや、みずいろのそらをぬったらとんぼがもっとあそびにくるかなー?」と言いました。すると近くにいた子が「うん、きっとくるね!みんなでおっきなそらにしよう!」と言い、それを聞いていた数名が「いいねぇ、やろう!」とやってきてみんなでとんぼの空をぬろう!ということになりました。

「あかいろにしよー!」と、うでを大きく動かしてぬたくる子、とんぼのめがねの曲を歌いながら、グルグルとうでをまわし「おおきなめがねだよ!」とえのぐを楽しむ子、筆をとんぼに見立てとんぼがとんでいるように腕を動かしながらえのぐを楽しむ子。思い思いにえのぐを楽しむこどもたち。

たのしさは隣の子へと伝わっていきます。

「ゆうやけぞらにするー!」とぬたくっている子のすぐそばで「みずいろのそらにするー!」とぬたくる子。ぬたくっているとだんだん色が混ざってきて、「わー!おいものいろみたいになったぁ。いいいろになったね!とんぼが、おいもをたべてるよ!」と子どもたちの楽しさとイメージはさらに広がっていきました。色が重なりあうとそれはまたすてきな色になる!そう思う子どもたちもまた、すてきだなぁと感じます。

今、色々な子と一緒にえのぐをすることがうれしい子どもたち。それぞれの子のえのぐの楽しさがすぐ隣の子に伝わり合い、感じ合いながらたのしさが膨らんでいます。なにかを描こう!ではない子どもたちの中からうまれてくるそのままのイメージでえのぐを楽しむ姿もすてきだなと思います。