かがやき+1 平成30年 2月
2018年2月25日

やまへ しゅっぱつ!



自然いっぱいの長谷幼稚園。子どもたちは、「うめのはながきれいだねー」「こおりができてる!」

と、日々自然の恵みに触れています。冬になると、お寺の裏山へ山すべりをしにいきます。ここは長谷幼稚園の子どもたちが、保育中にだけ入れる特別な場所です。

 

 さあ、山へ出発!わくわくと胸を高鳴らせる子どもたち。うたいながら登っちゃうくらい、うきうきした気持ちの子もいます。初めて登る山にちょっとドキドキのあかの子(年少児)もいました。その子に「だいじょうぶだよ、いっしょにいるからね。」と頼もしいきいろの子(年長児)の言葉。登り始めたら、だんだん楽しくなってにっこにこの笑顔になっていました。

 

 他の場所でも、後ろから支えたり、手を取って歩いたり、お互いの事を思い合う子どもたちの姿があります。落ち葉をパリパリふみならし、木の根っこの階段や山道を登っていくと、途中に幼稚園や海が見え、子どもたちは「やっほー!」と大合唱です。おしりをついてみんなでつながって坂道を下りたりもして、山が楽しい子どもたち!

 

 20分ほど歩いていくと、ちょっと広いところにでます。そこには大きなすべり台のような土の坂があり、落ち葉や枝がたくさん落ちています。子どもたちはここが大好き!落ち葉のベットでゴロゴロしたり、落ち葉を食べ物に見立てて、バーベキューをしたりとおもいおもいに遊んでいます。

 

山すべりは、自然の中のすべり台!楽しくて何度も何度も滑ったり、友だちとくっついて滑ったりして、体いっぱいに遊ぶ姿があります。「こっちにおいでよー!」「いっしょにいこう!」と別々に遊んでいた子たちも、いつのまにか一緒に遊んじゃう。楽しい気持ちが伝わって、はじけるような笑顔がいっぱい。

 

 枝を使っておうちをつくっている子もいます。「なかなか枝がたたないんだよ」とひとりの子が言っていると、周りの子が「ここにえだをいれるとどうかな」「つちにうめればいいんじゃない」と一緒に考えだました。みんなの力が合わさって、おうちが作られていきます。中に入ってみたり、素敵にしたいと葉っぱをかざったり、思い思いに遊んでいました。

 

 冬の寒さを吹きとばすほど、元気で夢中な子どもたちの姿。山で全身を使って遊んだり、自然のものに触れて思ったものをつくったり、自然を体いっぱいに感じる時間です。