この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
3学期がスタートしました。
2学期後半、同年齢の仲間との生活では、それぞれに思いを出し、アイディアやイメージを表現してきました。その中で、自分たちで考えてつくることに、自信をつけてきたのを感じます。
3学期は、異年齢のクラスに戻っての生活ですが、クラスや年齢をこえて、さっそく様々な遊びが拡がっています。
ある部屋では、レストランが始まりました。
レストランの飾りやレジ、食べ物や飲み物など、1日では用意できず、そうすると、翌日、登園してくるなり、「今日もレストランの準備しなきゃ〜!」と、はりきってつくり始めます。その様子を見ていた周りの子は、今日は開店してるかな?と、つくったお金を持って遊びに来ます。
「まだ、やってません。」と言われると、また、翌日も「もう食べられる?」と、やってきたりして、楽しみにしている姿がありました。
また、別のところでは、カルタをつくっている子どもたちがいました。
カルタで遊べることが分かるように看板をつくったり、幼稚園中を歩いてまわって、お客さんを集めたり、入り口でくじを引いて、何回カルタができるか決められるように考えたり、
つくって遊ぶ中で、必要なものをどんどん自分たちで考えていく姿がありました。
そのほかにも、すごろくをつくったり、ラーメン屋さんを開いたり、1日中砂場で落とし穴をつくることに夢中になったり、動物の家をつくったり、ゴルフをつくったり、。どれも1日では、終わらず、明日も!また明日も!と遊びが続いていきました。
一緒につくっていく子が増えていったり、お客さんとして行くことを楽しみに思う子がいたり、遊びの中心になっている子たちだけでなく、いろいろな子とのつながりの中で、遊びが膨らんでいます。そして、たくさんの遊びが子どもたちの中から出てきて、自分たちで考えてつくっていき、どんどん楽しさが拡がっています。
3学期に入り、自分たちで考えつくって遊んでいる子どもたちの姿が増え、嬉しく思っています。これからも、そのような子どもたちの気持ちの盛り上がりを大切にしながら、一緒に生活していきたいです。