7月16日・17日 きいろの子 幼稚園に泊まったよ!
7月16日・17日 きいろの子 幼稚園に泊まったよ!
いよいよ、待ちに待った、きいろの子が幼稚園で過ごす2日間の始まりです!
6月頃から、みんなで相談して、つくって、いろんな準備をしてきました。
見てください、大きな荷物を背負った子どもたちの嬉しそうな顔!
ドキドキしながらおうちを出てきた子も、みんなの顔を見たらワクワクが膨らんできました。
門のところで、おうちの人とはしばらくのお別れ。
「いってらっしゃーい!」「楽しんで!」
子どもたちが、色んな準備をしてきたことを知っているお母さんたち。
我が子の背中を、どんな思いで見送っているのでしょうか。
子どもたちが『つきホテル』と呼んでいる、ここが今日の寝床です。
さぁ、支度、支度!
ござの上に、おうちから持ってきた敷布団、掛布団を敷いて、
自分たちで染めたエプロンを着けて・・・。
今日は、なんでも自分たちで。できないところは友だちが手伝ってくれるから大丈夫!
今日は忙しいよ!
身支度ができたら、お風呂の準備。
倉庫からみんなで転がして運んできたドラム缶風呂に、牛乳パックで水を入れます。
みんなでやったら、早い早い!
「オレ、5かいもはこんだ〜!」
さぁ、次は夕飯の準備をしなくっちゃ。
本日のメニューは、『カレー』と『シチュー』でございます。
野菜はおうちから持ってきたけれど、足りないのは・・・「ぶたこま200」。
お財布持って、手をつないで、お肉を買いにいきます。
「大人は行かないから、みんなでいってきてね」
「えー!!」びっくりしながらも、任されて、張り切る気持ちがググッと高まる子どもたち。
大人は、子どもたちに気づかれないように、そっと物影から見守ります。
買い物から帰ると、お米を研いで、野菜を切って、ご飯をつくります。
そーっとそーっと、お米がこぼれないように・・・
「あ!1コこぼれた!」
サッと拾ってまた研ぎます。そう、1粒のお米も大切だよね。
トン・・・トン・・・トントン♪
野菜の食感を存分に感じられそうな大きな具!
野菜の旨みがたっぷり溶け出しそうな小さな具!
みんなでつくるから、とってもおいしくなりそうです。
グツグツ煮込んで、おいしい夕ご飯のできあがり。
みんなの『つきハウス』で、いただきまーす!
苦手だった野菜だって・・・「おいしい!」
あら、まだお皿に何にも入ってないの?という子も。
いえいえ、ぜーんぶ舐めて、ピカピカのお皿になったんだよね。
ご飯を食べたら、ののさまのおうちまでお散歩に。
幼稚園に戻ったら、長谷幼稚園の畑に、夜にだけ現れるという、
巨大な野菜が実っていました。
どのくらい大きいかと言うと、そうですね・・・大人の大きさくらい!
農家のおじさん・おばさんと野菜を採って、野菜たちと歌って踊って、スープを作りました。
野菜に変身した、保育者からのお楽しみなのですが、
子どもたちは、『野菜たち』と遊んだ♪と思っているので、
保育者だということは、内緒にしておいてくださいね。
さぁ、段々暗くなってきましたよ。
楽しみにしていたお風呂の時間です。
『つきハウス』で洋服を脱いで、ジャボン!
ドラム缶のお風呂はとってもいい気持ち。
「もういっかい、はいりたいなぁ♪」
ひとつひとつが、本当に特別なことに感じられて、嬉しい、楽しい、をたくさん味わっています。
お風呂の後、スペシャルゲストがみんなのところに登場!
卒園生の、中学生のお姉さんです。
お姉さんが幼稚園生だったときも、こうして卒園生が来てくれて、
「いつか自分も!」って思っていたんですって。
みんなに絵本を読んでくれて、手遊びもしてくれました。
手遊びの最後の♪なんでやねん♪のところがとっても気に入った子どもたちでした。
お姉さん、ありがとう!
お姉さんが帰ってしまうと、みんな、そろそろ、おやすみの時間だね。
今年のきいろの子は、本当に寝るのが早かった!
スーッと眠りに入って、ぐっすり朝まで、おやすみなさい・・・。
2日目の朝です。
ののさまのおうちに行きました。
みんなの背よりずっと高い、蓮の花が、みんなを迎えてくれました。
静かな気持ちで、ののさまに、朝の挨拶です。
『つきハウス』での朝ごはん。
メニューは、ジャムパンと、お姉さんがお土産に持ってきてくれた、たまごぼうろです。
ご飯を食べたら、そろそろおうちに帰る時間です。
支度をして、お姉さんに教えてもらった、♪なんでやねん♪の手遊びをしたり、
みんなで楽しかったことを話したりして、
ののさまにさようならの挨拶をしようと、扉をあけたら・・・
あら?お鍋があるよ。
お鍋の中には、『つきハウス』をモチーフにした、プレゼントが!
「きっと、ののさまがくれたんだよ!」
「わたしがのってるー!」
クルクル回すと、『つきハウス』の窓から子どもたちが見えます。
さぁ、楽しかった2日間も、いよいよ終わりの時です。
窓の外には、お迎えに来たおうちの方の姿も見えてきました。
「ののさま、さようなら」
きいろの子みんなで過ごそう、と、考え、つくってきたこの2ヶ月。
なんだか頼もしくなったきいろの子たちです。