はせっこアルバム
2006年8月14日

8月6日(日) 夏祭り

8月6日(日) 夏祭り

 夏期保育最終日のこの日は、夏祭り。 毎年オヤジの会のお父さん達が中心となって楽しい企画をたててくれます。 この6、7月、休日返上で会合を重ね、準備をすすめてくれていたのでした。 今年のテーマは「タイムマシン」 光則寺の境内には、過去や未来の5つのポイントが用意されました。  登園は夕方16時20分。 思わず友達に「おはよう」と声をかけ、「あっ、違うね。」と笑い合う姿もあり いつもと違う雰囲気に、子ども達の気持ちも高揚している様子でした。 080601start01.jpg 何が始まるのかな・・・ 楽しみだね。 タイムマシン研究所、副所長現る。  園庭端にある「おやじいす」(数年前のオヤジの会のお父さん達が作ってくれた木製の遊具)が、どうもいつもと違います。と、中から白衣を着た博士風の二人が現れました。 H18.8.6-2.jpg  彼らはここ長谷タイムマシン研究所の副所長と助手で、 所長である「えんちょ」が見あたらないのでさがしているところでした。   と、突然、煙と共に手紙が落ちてきました。  080603start03.jpg 所長こと「えんちょ」は、タイムマシンで過去や未来の違う時代で迷ってしまい、 今に帰れなくなっているということでした。 それは、部品をあちこちの時代に落として、タイムマシンが故障してしまったからでした。 そこで、長谷の子ども達に、部品を探す時間の旅に出て欲しいと手紙をくれたのです。 秘密の言葉、パスポートと共に時間の旅へ。 副所長から、タイムマシンを動かす秘密の合い言葉を教えて貰い、 乗るために必要なパスポートを授かりました。 いよいよクラスごとに部品探しの旅へ出発です。 H18.8.6-4.jpg              080605start05.jpg 王冠にビーチグラスを散りばめた素敵なパスポート。    保育者につけてもらいます。 夏祭りの係りのお母さん方の手作りです。  080606start06.jpg 合い言葉は 「明日か未来へ飛んで行けー!!」 1.石器時代  去年の夏祭りで会った、長谷仙人によく似た原始人が出てきました。  おまけに「えんちょ」の祖先も登場し、一緒にマンモス狩りをすることになりました。 080607stone01.jpg 「きみたちの時代にも“マンモス”はいるかね?」  「いるよー。」 (いつも遊んでくれるよね。) 「そのマンモスにも牙はあるかね?」   「あるよ!」 (あるの??) 080608stone02.jpg 現れたマンモスの大きいこと! (これもお父さん達がちくちく縫って作ってくれたものです。) 「それ、球を投げてやっつけよう。」 080609stone03.jpg 裏方のお父さん達。 紐を引いてマンモスの鼻を動かしています。 後ろ姿のお父さんは音響係。             080610stone04.jpg やった!ついに倒しました。お礼に、探していた部品をひとつもらうことができました。 2.未来のロボット研究所  どこからか、機械的なBGMが流れてくるここは未来。 博士の作ったロボットは、完成したものの、心が無くて動かないままでした。 何とか子どもたちの力で動かすことができないものかと、 カラフルな頭の博士達に頼まれます。 080611robot01.jpg        080612robot02.jpg 「みらい」と書かれたのれんを               待っていたのは博士達。   くぐると、、。 080613robot03.jpg 「う〜ん、動かないなあ。」 子ども達がなでたりさすったり呼びかけたりするうちにロボットは動きだし、 踊り出すまでになりました。 喜んだ博士から「えんちょ」が忘れていったという部品をもらいます。 080614robot04.jpg 「ありがとうみんな。また来てね。」  3.平安時代  旧園舎の中にもポイントがありました。そこは一転して雅な雰囲気と、 熱い(そして暑い)空気とに包まれていました。  しずしずとおでましになったのは、日焼けした顔に 何故か烏帽子の似合うお公家さま。 百人一首ならぬ、かるた大会とあいなりました。 「私、強いわよ。」と不気味に笑う紫式部と「えんちょ」の祖先も対戦相手となり、 子ども達も必死でした。 080615heian01.jpg        080616heian02.jpg 「この、式部に一枚でもとられたら           「えんちょの祖先じゃよ。似とるじゃろ?」 みんなの負けじゃよ。」 080617heian03.jpg        080618heian04.jpg かるたもみんな手作りです。               やっと勝ちました。                                 またひとつ部品をもらうことができました。 4.昭和レトロ時代   本堂の前で迷い込んだのは、なつかしい昭和の時代。 「ボクはキミオくん。」 「たしかに「えんちょ」はここに来たよ。 未来のボクだと言って来て、またどこかへ行っちゃったんだ。 きみたちが探しているという部品はここにあるけど、ただじゃ、あげられないな。 ぼくたちと一緒に遊んでくれたら、あげるよ。」 080619shouwa01.jpg 赤チンを塗ったキミオくんと友達が迎えてくれました。 080620shouwa02.jpg ビー玉転がしのやり方を教えてくれます。「わーい。上手だね。」と誉められてうれしそう。 080621shouwa03.jpg   080622shouwa04.jpg めんこの遊び方なんて知らなかったね。裏返るまで優しく教えてくれました。 5.江戸時代  日も落ち、薄暗くなった本堂の横に、笠を被った「町同心」が立っていました。 後ろはお墓。雰囲気は満点です。 080623edo01.jpg 「今日は、みんなに昔の警察になってもらう。」十手をもらい、  悪者をみつけたときの言葉、「御用だ!」を練習します。 080624edo02.jpg 「えんちょ」の祖先であるお殿様が現れ、 「おっちょこちょいのわしの子孫がなにやら部品を落として行きよって、 それを悪人に盗まれてしもうた。みんなで捕らえて欲しいのじゃ。」 080625edo03.jpg と、そこへさも悪そうな出で立ちの悪人が!「御用だ御用だ!」 無事悪人は捕らえられ、お殿様から部品を頂戴しました。 080626edo04.jpg 捕物帖のオールキャスト。卒園生のお父さん、友情出演感謝いたします。 所長帰る〜フィナーレ  5つの時代を旅し、部品を貰って戻った子どもたち。 副所長は大変喜んで、それらをタイムマシンで「えんちょ」のいるどこかの時代に送ります。 「きっとこれでタイムマシンを修理してここへ戻ってこられるよ。」 080627finale01.jpg        080628finale02.jpg 部品がそれぞれの時代へ         緊張の一瞬                            飛んでいきます。                         080629finale03.jpg ところが、出てきたのは過去や未来の人々でした。 「そうだ。合い言葉を言うのを忘れちゃったから昔や未来の人たちが出て来ちゃったんだ。」 気を取り直して、もう一度。「明日か昨日へ飛んでいけ〜!」 080630finale04.jpg 「えんちょ」がタイムマシンで戻ってきた! 080631finale05.jpg 「ただいま」  一件落着かと思いきや、「俺達も元の時代に戻りたいよ〜。」そうでした。 「えんちょ」のご先祖様や子孫たちもタイムマシンで帰って、 やっとめでたしめでたしとなりました。 080632finale06.jpg 「バイバーイ!また来年の夏に会おうね!」           080633finale07.jpg          凝った演出、ぴったりのキャスティング、大道具小道具から衣装合わせまで         オヤジの会のお父さん達、お疲れさまでした。夏祭りの係りのお母さん方、         素敵なおみやげをありがとうございました。          子ども達にとっては、思い出深い夏の一日となったことでしょう。 残りの夏休みもたくさん遊んで、元気に2学期に会いましょう!