色別(=年齢別)の生活が始まって2週間、
とまと すいか あめぐみ(赤の子・年少児)同士でお祝いしあう初めてのお誕生日会です。
黄色の子(年長児)青の子(年中児)にいろんなことを教わって
手を貸してもらうのもいいけど、なんだか一緒にいるだけでうれしい!楽しい!
そんな中でのお誕生日会も、一緒が楽しい気持ちが溢れるものになりました。
今月お誕生日を迎えた赤の子の、ののさまにお花を捧げる姿を、お祝いする子たちは、
温かく優しく見守ります。
赤の子の考えたお祝いは、こんな話でした。
「森のうちに住んでいる赤の子は、かかしがこっそり知らせてくれた魔法のトンネルに
たどり着きます。
みんなでくぐると、そこにはケーキやジュースやいろいろなごちそうが隠れている木が・・・」
ごちそうの木を探しに行こう、ジャンプして行こう。
ごちそうの木のうろからは、空き箱に描いたケーキと、空パックをジュースに見立てて、
乾杯してお祝いしました。
もりのくにの子は木になるものを作り、いろいろな実やごちそうをつけたいようです。
幹になる二本の木にランダムな向きの数本の枝。
枝になる木はなかなか長いので、釘で打ち付ける間は、
足で踏んで動かないように押さえ合います。
幹と枝が完成して裏返してみたら、釘が木を突き抜けて飛び出ています。
「釘の飛び出た所はどうしよう?」
保育者が手でさすると、横打ちするにも難しそうな僅かな飛び出しばかり。
横打ちもやってみようとしましたが、やはり難しいようです。
「上から木を打とうよ!」ちょうどいい長さの木を打ち付けてみました。
立ててみると背の届かない枝があったので、
もう一度ねかせて届くところに枝を増やしてみたりしました。
最後に二つの木箱で挟んで立てて、釘で固定しました。
部屋に入った子どもたちは、針と糸や廃材を使ったり絵を描いて、
実やぶら下げるものを作り始めています。
こちらは、うみのくにの船。
船は魚が寝る家になるので、うみのくにの子全員が中に入って、
木箱の数はこれでいいかな?
使う木箱の数や大きさが決まり、魚はどこから入るの?
斜めに架けた木をどうするの?と聞くと
「魚が上れる階段やすべり台にするの」となかなか考えた答えが返ってきました。
こちらもイメージがかなり膨らんでいるようです。
木箱同士を木でつなげて、旗を立てる台もつけました。
横打ちで幅のない木を打ち付けるのは至難の業でした。
そして、はなのくにの子。ここでは花の蜜の中にある女王さまの椅子を作り出しました。
ここでも、木を押さえあいながら難しい横打ちをする姿が見えました。