今日は七夕さま。子どもたちの飾りつけた大きな笹が風に揺れる園庭で、黄色の子(年長)は来週末に迫った「お泊りの日」に向けて、お風呂を完成させることになりました。
「完成したら、今日は試しにお水をいれてみようと思います。」保育者の言葉で、黄色の子おおはりきり!
出っ張った木を、のこぎりで切っていきます。
一人ではぐらぐらして切りづらい。仲間がすっと支えてくれます。
さすがのチームワーク、お泊まりに向けて力を合わせ、さあ、おふろの完成まで後一息。
お風呂へいくまでに乗る乗り物『クワガタ号』と『おはな号』も完成間近です。
いよいよシートをかけて、お水をいれます!牛乳パックを手に、何度も水くみに走る子どもたち・・・
「ええいっ!もう入っちゃえ〜」となかなか水のたまらないお風呂に入ってしまいました。
完成!! のはずでしたが、せっかくの力作'木の桶'がブルーシートに隠れてしまうし、 水は入れても入れても、漏れていくし・・・
もうちょっと考えましょう!ということになりました。
それでも、「おふろ入ったよ〜。」「足だけ。」
お迎えの時には、お母さんに嬉しそうに話している黄色の子達でした。
寝る場所の床を磨き、布団を敷くござを拭き、寝る場所を決めます。
保育者が「寝る場所には何があるといい?」と聞くと、「一緒に寝る人形、、絵本の棚、お茶のセット、着替えの入れ物、夜行きたくなっちゃうからトイレ・・・」
まず始めに、濡れた雑巾で床を磨きます。こんなに楽しく掃除をしてしまう子ども達。
くるくるくるくる、床を泳ぐミズスマシがいっぱいです。
あっちでごつん、ぶつかっても、笑い転げています。
きれいに磨き終わった部屋では上履きは履かず、廊下に脱いで並べます。
次は、布団を敷くござを乾拭きします。きれいになったござを持って、寝たい場所へ移動します。
「◯○くんの隣がいい。」「でも,もう約束しちゃったんだよ。」「なんだ、じゃあ、△△君のところにいくからいいよ。」
ほとんど混乱もなく、すんなりと決まりました。
隣の部屋で自分の場所が分かるように、小さな画用紙に絵を描きました。
保育者が名前を書き、ござの頭を置く方にテープで留めます。
裏に両面テープにして貼ったり,四角く囲んだり、友達にやってもらったり。貼り方も様々。
今日は、お掃除が楽しくて、寝るところに置くものを作るところまでは行きませんでしたが、早くに名前をつけ終わった子は,取りかかりました。
「みんなで寝る前にトランプするの!」手製のトランプをせっせと作っています。
黄色の子達が二階の真ん中の部屋で準備をしている間、赤、青の子(年中、年少)達は、大きな大きな七夕飾りを、片付けられるように、のこぎりで小さくする事になりました。
みんな、おしゃべりもせず、のこぎりをひいて行きますが、切って行く場所がなかなか定まりません。
右に左に、ぶれながら、ようやく歯が入っていき、ギコギコといい音に変わります。
細い枝の部分はたわんでしまうので、一人では切れません。
長谷っ子は自然と共同作業が身に付いていくのです。
「どうして二人で切っているかと言うとね、なかなか切れないからなの。」
そうか、そうか、頑張ってるね。
やった!切れたね。満足そうなこの笑顔。
こちらも、大きな枝が切れて、持ち上げて見せてくれました。
本物を使う事で得られる達成感は、格別です。