かがやき+1 令和3年8月
2021年8月3日

『虹のとんねるをくぐって・・・パート2





「みんなでごはんをたべたい」

という子どもたちの思いから膨らんできた

『みんなできらきらうちゅうにいくひ』。

晩ごはんは、おにぎり・ウインナー・石焼き鍋です。

子どもたちは火にくべる薪をのこぎりで切る他、

お汁に入れる野菜を包丁で切ったり、

畑で育てた食べごろのトマトを収穫したりと、

自分でやりたいところを選んで過ごしました。

さっそく石焼き鍋に入れるキャベツを

包丁で切っている子どもたち、

包丁を使ったことのある子もいれば、

まだ経験が少なかったり、

今回が初めてだったりする子もいます。

やりたい気持ちいっぱいで黙々と野菜を切っていく子、

「こうするといいよ!」と猫の手を意識して

仲間に伝えながら、実際に切って見せている子、

細かく切ったり大きく切ったりする仲間の姿を感じて、

「いろんなおおきさだとたべたときおもしろいよね」

と受け止めている子がいたり、

過ごしていく中で感じたことを仲間同士で伝え合い、

時に「いいね!」と認め合いながら過ごす

子どもたちの姿がありました。

ノコギリをする子、野菜を切る子、

ひと段落して火を見ている子など、

いろんな子がいて、自分でやりたいことを選び過ごす姿、

そして周りには仲間がいて、

そんな仲間の姿や思いを感じながら過ごした

子どもたちが素敵だなと思います。

 

ところで、"石焼き鍋"とはどんなたべものなのか・・・

"石焼き鍋"とは、

野菜などの具材が入ったお汁に熱した熱々の焼き石を

入れて煮込んだ料理のことで、

今回は子どもたちが切ったキャベツと具材、

さらに熱した石を鍋に入れ沸騰させ、

味噌で味を整えて作りました。

鍋に子どもたちが切った

キャベツなどの具材が入った後は、

いよいよ熱々に焼けた石の投入です。


「まんも(園長)がまほうをかけるのかな」と

何が始まるのか不思議そうに眺める子どもたち、

鍋に石を入れた瞬間、

ボコボコボコと白い湯気が一気に立ち上がり、

ジュッジュワーという音とともに具材に

火が通っていきます。

「うわー!まぐまみたい」

「だんだんいいにおいがしてきたからもうたべれるかな」

「おなかすいてきたー」

「ほんとうにいしもたべるの?」

などと初めて見るものに目を丸くしてくぎ付けになる

子どもたちでした。

自分たちで作った嬉しさと初めて見る石焼き鍋に

気持ち高まる子どもたち、

自分たちがトンカチでつくった宇宙の場所で食べる

特別な晩ごはんに大大大満足の様子でした。


さあ!お腹がいっぱいになった後は、

きいろの子(5歳児)ロケットになって特別な散歩へ出発です。