かがやき+1 平成29年 5月
2017年5月2日

かがやき+1では子どもたちの姿を見て保育者が感じたこと、すてだなぁと思ったこと、大切にしたい事をお伝えしていきます。

今回は、

『天まで届け!長谷のぼり』

です。

 




新しい子を迎えスタートした幼稚園も一か月が経とうとしています。

子どもたちは砂で山を作ったり掘ったり、絵の具を楽しんだり、箱やダンボールで作ったりと思い思いに楽しいことを見つけて遊んでいます。

そんな楽しい遊びも、子どもたちのやりたい!こんなことしてみたい!なんだか楽しそう。などの思いから始まっていきます。

 

今、長谷幼稚園では、長谷のぼり(こいのぼり)が空を泳いでいます。

この長谷のぼりは、子どもたちが大きな白い布に絵の具でいっぱいにぬり、作ったものです。

 ある日T君(5歳児)が「こいのぼりのくちは鯉みたいになってて大きくてパクパクしてて、中に空気が入るようになっているから幼稚園のこいのぼりもそうしたいなぁ」と言いました。

そこで保育者と一緒にどうしたらそのこいのぼりが作れそうか考えることになりました。

すると、風がお腹に入るように布を縫えばいいと思いついたり、縫っただけだと口が大きく開かないと気付くとダンボールを口にはめ込むようにしたりとたくさんの『いいこと』を思いつき、どんどん作っていく姿がありました。

そんな様子を見た周りの子にも楽しさが伝わり、一緒に縫いたいとやってくる子や目のついたこいのぼりを作る子もでてきて、いろいろな子のやりたい!つくりたい!という想いがぎゅっと詰まったこいのぼりがたくさんできました。

自分のやりたいという想いでとことん作ったこいのぼりができあがると、友だちと一緒に走りこいのぼりを泳がせて、たくさんの子に見てもらいとても嬉しそうなT君。

その後、空高くあがった大きな口のついたこいのぼりにご飯を作ってあげていたり、おはようと声をかけている姿もありT君の心の中にずっと残っているなぁと感じました。

こんなことしたい!やりたい!と思う気もち、そしてそれができた時の子どもたちの顔はキラキラ輝いています。

これから一年間たくさんのやりたいことで溢れて子どもたちが夢中になって楽しく遊べる

毎日がおくれるといいなぁと思います。