大切にしている思い
今年度、こんなことがありました。
例年は夏に行っていた、おやじの会の行事(有志のお父さん方が楽しみながら、子どもたちのために考えてくださる集まりをおやじの会と言います。)を今年度は秋にやることになりました。
夏にやっていたことをそのまま秋にやる、ということでなく、また新たな視点で新たな楽しさが広がらないかと、考えてくださいました。すると、今までとはまた異なる楽しさが広がり、とてもすてきな一日になりました。
こんなによかったから、来年度も秋に!今回のように!と考えてしまいがちですが、今年度は今年度のよさがあり、今までは今までのよさがあるとお父さん方は感じてくださっています。『来年度はまた来年度のお父さんたちに任せよう!』『子どもたちがよりワクワクすてきな一日を過ごせるようにまた改めて考えてほしい!』そんな思いで、次の年への楽しい気持ちを繋げていました。
長谷幼稚園で、大切にしていることの一つに『新機軸を探し求めること』があります。『新機軸』とは、『これまでにないやり方や考え方』という意味です。
毎年恒例のことは、昨年やったから...と、当たり前のように、なんの疑問も持たず、今年も来年も...と行ってしまいがちです。もちろん、昔からずっと繋がっていることだからこそ、大切にしたいことも、たくさんあります。ですが、その時に、その事を始めたことには『意味』があったと思います。その意味を忘れてしまい、ただただ『毎年やっているから』ということで過ごしてしまうと、子どもたちにどのような経験をしてほしいか、という願いがないまま過ごすことになってしまいます。
『今』一緒に過ごしている子どもたちと、どんな毎日を過ごしたいか、どの様に過ごすと、よりきらきら輝く子どもたちの姿につながるのか、その事を日々大切にしながら、『新機軸』を、探し求め、過ごしていきたいと思います。
そんな思いを持って過ごす中で、日々で感じることは子どもも大人も、眩しいほどいきいきしている姿です。そんな姿をこれからも大切にしていきたいです。