かがやき+1 平成26年 9月
2014年9月30日

かえるおに



「かえるおに」という遊びをご存知ですか?

 今回は、つい先日、子どもたちの豊かなイメージの広がりからうまれた長谷の子オリジナルの遊びについてお伝えします。ぜひ、想像しながら、お読みください。

 まず、「かえる」になる子と、「おに」になる子に、わかれます。「かえる」は逃げて、「おに」が追いかける、おにごっこのような遊びです。「おに」にタッチされたら、温泉に入ってパワーをためます。(温泉とは、園庭の一部分に、木材で囲いを作ったものです)

 温泉に入っている間に、仲間の「かえる」にタッチしてもらえれば、また逃げられます。また、タッチされそうになった時に、回避するルールもあるのです。「アイス!」と言いながら、差し出すフリをすると、「おに」はペロペロアイスを食べるので、その間に、「かえる」は、さっと逃げられるというルールなのです。

 言葉での説明は、難しいですが、数人の子で考えた遊びでも、子どもたちは、遊びながら、すぐにルールを分かってしまうのです。

 子どもたちは、追いかけてもらうのが大好きです。たいてい、大人が「おに」子どもたちは「かえる」で遊びが始まります。

 ルールはまだ、よく分からなくても、とにかく追いかけてもらうのが楽しい子、「アイス」を差し出して食べてもらうのが嬉しい子、大人にタッチされないように、全力で走り誇らしげな子、それぞれに、本当に、いい笑顔で走り回っています。

 長谷幼稚園の子どもたちは、いつでも、自分たちで、想像を膨らませて、遊びをつくり出しています。遊びながら、ルールを変えながら、だんだんと楽しくて大好きな自分たちの遊びになっていきます。「かえるおに」も、いま、長谷の子みんなが大好きな遊びになり始め、「かえるおに、やろー!」と、誰からともなく、毎日のように遊んでいます。