かがやき+1 平成26年5月
2014年5月31日

かがやき+1今月のテーマは『子どもが過ごす魔法の時間』です。



 時間は皆同じように流れていると思いますか?実は、同じ1時間という時間が、過ごし方で長くも短くもなるのです!子どもたちはたくさん遊ぶ中で、心が動き、短い時間の中でも、たっぷり遊べる!そんな魔法のような時間を過ごしています。

 砂山で穴を掘って遊んでいる子がいます。しばらく経っても、同じところで、ずっと穴を掘り続けています。気が付けば自分が入れてしまうくらい大きな穴になっていました。

 絵の具をしている子がいます。大きな白い板に絵の具を塗っていると、とにかくいっぱい塗ることが楽しくなり、どんどん色を塗っていました。白い板は絵の具の色でいっぱいになり、その子の手にも顔にも絵の具が...。絵の具を塗ることを全身で楽しんだ様子がその姿から伝わってきます。


 こうした子どもが遊んでいる姿は大人には変化がなく、ただ同じことをしているだけに見えてしまうかもしれません。一見同じことをしているようですが、心の中は、わくわく!楽しい!という気持ちでいっぱいです。子どもたちはひたすら砂を掘ること、たくさんたくさん塗ること、『そのこと自体』を楽しんでいるのです。


 自分が思ったことを満足するまで夢中で遊ぶと『次はこんな風にしたい!』という気持ちが自然に生まれ遊んでいきます。大人が『こうしてみようよ!』と提案しなくても、子どもたち一人ひとりのタイミングで、思うように遊んでいくのです。

 ゆっくりじっくり...。一人ひとりが時間に関係なく夢中になって遊ぶことを大切にしたいです。また、毎日わくわくすることがいっぱい!の今ならではの時を、思う存分過ごしてほしいなと思います。

 そして、私たち保育者も、子どもたちと遊び、心を躍らせながら、充実した日々を一緒に過ごしたいなと思います。


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