この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
今年度も、新しい仲間を迎え、賑やかに1年がスタートしました。
今回の『かがやき+1』では、そんな賑やかな園庭での子どもたちの姿を少し、ご紹介したいと思います。
ザックザック、砂を掘る音と共に、子どもたちの歓声が聞こえてきます。
「たまご、あったよー!」「おっきーい!」
こちらは、卵探しに大忙しです。卵、といっても、砂のかたまりなのですが、砂を掘るたびに出てくる、大小様々な砂のかたまりを卵に見立てて、「たまごあったー!」と、大盛り上がりです。
その声に誘われるように、次々に子どもたちが集まってきます。
「おもたーい!みて!」「きょうりゅうのたまごだ!」「あ、われた!」
砂の感触も感じながら、卵を見つけては並べ、周囲には大小様々な卵がずらりと並びました。
そこへ、「たまごくださーい!」と、買い物に来る子が現れました。
どうやら、おいしいごはんを作って、レストランを開いているようです。
「おっきな かきごおりあるよ。」「カレー たべますか?」
お客さんを呼ぶ声も聞こえてきます。
「たべる たべるー!」
ご飯を食べて、元気もりもり!また卵を掘り始めます。
卵を掘ったり、ご飯を作ったり、そんな遊びに夢中になりながら、ふと、互いの遊びに気づいて「おもしろそう」と感じ、行き来が始まる中で、少しずつ、周りの存在も感じ始めている子どもたちです。
好きな事をみつけて遊びながら、ゆっくり、互いのことを知っていけるといいなと思っています。
保育者も、どんな1年になるのか、わくわくしながら過ごしている4月でした。