かがやき+1  平成24年11月
2012年11月28日

この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。 今回は   

『長谷幼稚園おめでとう!〜つながる思い〜』

です。

 長谷幼稚園は今年で60歳。11月の初めに60周年を記念してお祝いのパーティーがありました。在園生、卒園生やその保護者の方、歴代保育者など、世代を越えて集まり、そこには皆の笑顔がいっぱい!とてもあたたかな雰囲気に包まれていました。  60周年!還暦だね!当日は赤いものをつけてきてもらおう!どんどん出てくるアイディア!これらは長谷幼稚園の保育者の姿でしょうか?実は保護者の方々の姿なのです。長幼稚園では保護者の方の協力があってこそ今の穏やかなつながりが生まれているのだなと感じます。  皆が楽しい一日になるよう、いろいろなことを考えてくださり、幼稚園全体がアイディア、思いであふれていました。(H24.11.3のはせっこアルバムを是非ご覧ください。)言葉にすると簡単なようですが、話し合い、作って…の日々。大変なのではと思い、声をかけてみると「皆できる範囲でやっているし、楽しいんです!」ととびきりの笑顔!子どもの送り迎えをしながらお互いが作ったものを見たり、話に花が咲く保護者の方の姿がありました。その姿は本当にキラキラ輝いていて、思わず保育者の私も「やってみたいなー」と思ってしまうほどです。一人ひとりが『お願いされているからやっている』のではなく『こんな風にやってみよう!』と、とてもわくわくした気持ちで関わってくださっているのです。  子どもたちも幼稚園のために歌を歌いたい!ケーキを作ろう!といろいろ考えました。一日過ごし、帰り道に「幼稚園の誕生日こんなにって楽しいんだね!」と話した子の姿もあったようです。この温かい雰囲気を体中で感じたのだろうなと思います。   以前働いていた保育者に当時の様子や思いをそれぞれ書いてきてもらい、新聞を作りました。一つの新聞にまとめてみると、本当に今までたくさんの人が関わっていて、一人ひとりの力、つながりがあるなと感じます。11月の終わりには4回目の義援バザールがあり、思いを東北へとつなげます。一人では小さな力かもしれません。でも、その思いをつないでいくと本当に大きな温かな力になるのだと思います。60年間、子どもたち、保護者の方、保育者、いろいろな人の思いがつながって今の長谷幼稚園があります。これからも温かなつながりの中で、一人ひとりが輝ける、帰ってくるとホッとする。そんな場所であり続けていけるといいなと思います。 60.png