かがやき+1  平成24年6月
2012年6月27日

この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。 今回は   

『みーつけた!』

です。

 アジサイがきれいに色づき、見ごろとなってきました。長谷幼稚園の子どもたちも光則寺へ散歩に出かけました。「あじさいきれい!!」「かわいい!」「もってかえりたくなるくらいだね」と話も弾みます。「あ!これもかわいいよ!」という声がしたので見てみると、道端に咲く小さな小さな花でした。子どもの声に耳を傾けてみると、大人が普段気付かないことに目を向けている子どもたちの姿があることに気付きます。 ある晴れた日に、足を洗うためにおけにためてある水が太陽の光に反射してもやになり天井にうつっていたことがありました。「あれ、なあに?」「きれい!」「もじゃもじゃー!!」と次々に子どもたちが集まってきました。ある子がそのおけに手を入れてばしゃばしゃとかき回すと、そのもじゃもじゃは一瞬なくなったかと思うと、光がぐるぐると次第に集まってきて元に戻ります。それを見て、「なんだ?」「おもしろい!」「さわってみたい!かたぐるまして!」と大興奮の子どもたちでした。何気ないことであっても子どもたちにとっては面白いものになっていたり、大人が見過ごしてしまうようなことを見つけたりするんですね。そのようなときの子どもたちの目はとてもいきいきしているなと感じました。 子どもたちの興味や「みーつけた!」という気持ちに寄り添って過ごしていきたいなと思います。生き生きした子どもたちの姿を大切にしていきたいです。