かがやき+1 平成24年5月
2012年5月30日

この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。 今回は   

『みんなはせっこ』

です。

 新年度が始まって2ヶ月が経とうとしています。親子共に新しい環境にも慣れてきて、より安心の中で過ごす姿が見られるようになりました。5月、そしてこれからのあたたかい季節。いろいろなものに触れながら、その楽しさを体中で感じてほしいなとねがい、過ごしています。  5月の終わりに、『みんなはせっこ』という日があります。お家の方が来て一緒に遊んで過ごす『保育参加』の日です。クラスごとに今の子どもたちの姿を感じ、保育者がなにをして過ごすか考えます。この日は『保育参観』ではなく『保育参加』。そうです、子どもたちの遊ぶ様子を見て頂くのではなく、一緒に遊んでいただく日!お家の方も子どもたちもみーんなはせっこ!の日なのです。  あるクラスは『砂で遊ぼう!』という一日。お家の方も裸足になって、初めはシャベルも持たず、手で足で砂の感触を感じます。子どもたちが温泉を作りたい!という気持ちが膨らんでいるとお家の方と子どもたち力を合わせて大きな穴を掘ります。大人のパワーはやっぱりすごい!子どもも大人も入ってしまうくらいの大きな大きな穴ができました。大きなタライでみんなで水を運び、一気に流すと温泉に!入ってみると、砂と水の混ざりあった何とも言えないとろとろ〜と気持ちのよい温泉ができました。  初めは裸足になったり、一緒に遊ぶことにとまどっていたお家の方も、一度その中に入ると気持ちよくて出られない!という感じで大人も子どもも関係なく、時間を忘れ、その感触を体中で楽しんでいました。その日に感じてくださったその感覚こそが今、子どもたちが遊びの中で感じている感覚です。初めはどきどき、でも一歩踏み出してみると、きもちい〜!!どんどん楽しさが広がっていくのです。  また、子どもたちにとっても大好きなお家の方と遊ぶということは嬉しい特別な時間です。大好きだった遊びはより大好きに!砂に触れる機会があまりなかった子も大好きなお家の方と一緒ならと、裸足になって体中で楽しさを感じるようになったり…。そんなより楽しさが広がるひとつのきっかけにもなったように思います。  子どもも大人も思い切り遊び、楽しむ!長谷幼稚園はそんな場所です。これから広がる楽しさ、世界が楽しみだなと思います。 hp5.jpg