この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
Gracias(グラシアス)は、スペイン語で『ありがとう』という意味です。
今、長谷幼稚園には、南米から研修生が来ています。その方々との出会いから、子どもたちは様々なことを感じているようです。
子どもたちにとって、南米の方々が伝えてくださる言葉・歌・ダンス・あそび…どれも本当に新鮮!
「おいもって、すぺいんごではなんていうの?」「ののさまは、あるぜんちんにもいる?」「きのうおしえてもらったおどり、またやりたい!!」「いっしょにそとにあそびにいこうよ!」そんな会話が、幼稚園のあちらこちらで聞こえてきます。
子どもたちならではの素朴な疑問をぶつけてみたり、お互いの知っているあそびを紹介し合ったりしながら、あっという間に“仲間”になったのでした。
また、南米の方にとっても、長谷幼稚園でのあそびや、子どもたち同士で声を掛け合い、生活をつくっていく様子は、とても新鮮なもののようです。
私たち保育者も、南米の方々と一緒に過ごす中で、子どものこと・保育のこと・お互いの国のことなど、改めて学ぶきっかけをたくさん頂いているな、と感じます。
今月はさらに、地域の小学生や中学生が長谷幼稚園にあそびに来てくれる日もありました。
大きいお兄さん・お姉さんたちのことが、子どもたちは大好きです。一緒に散歩に出かけたり、箱や段ボールでつくってあそんだり、とんかちを使ってつくってあそんだり…その日初めて会ったけれど、一日一緒に過ごすことで、さよならの時にはグッと距離が近くなっているのですから不思議です。
「きょうあそんだ○○くんのこと、ずーっとわすれない!!」と言っている子の姿もありました。
“一緒にあそぶ”ことのパワーは、本当に大きなものですね。
たくさんの出会いにあふれた1月。出会いの分だけわくわくがあり、発見があり、笑顔がありました。
出会いと共に感じた気持ちが、子どもたちの心をますます豊かなものにしていくのでは、と思うと、なんだか温かい気持ちになりますね。
人と人とのつながりって、素敵です。Gracias!!