この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
長谷幼稚園では、4月から11月の初めまで、異年齢のクラスですごします。そして、11月の中旬から2学期の終わりまでは同年齢のクラス、1月に入ってからはまた異年齢のクラスに戻っての生活が始まります。そうやっていろいろな子どもたちとかかわっていく生活の中で、クラスや年齢関係なく遊んでいる姿がたくさん見られます。
園庭で「ふじさんのすきーじょうをつくろう!」と言って、砂の山を作っていく子どもたちがいました。どんどん山は高くなって、でも「もっと、もっとたかくしよう!」と、砂を運んでいると、たくさん動いたのでおなかがすいてきました。「おなかすいてきたね〜。」と何人かで言っていると、近くでレストランをして遊んでいた子どもたちがやってきて、「はーい!れすとらんでーす。」「ごはんどうぞー。」と砂で作ったごはんを持ってきてくれました。砂の山を作っていた子どもたちはそれをみて、「じゃあ、ふじさんのすきーじょうにれすとらんもあるってことは?」「いいねぇ!」そんな声が出てきて、ふじさんのすきーじょうにはレストランができました。
こんなふうにお互いが遊んでいることを楽しそうだね!と認めていったり、はじめに遊んでいた子どもたちだけでなくそこに加わって新しい楽しさになっていくことって面白いなぁと思いました。
そこの場にいた子どもたちがクラスや年齢関係なく混ざり合って遊んでいる姿が長谷幼稚園には自然にあります。それは、いろいろな友達と関わり、認め合っていく今までの生活があったからこそなのだなぁと思います。いろんな子どもたちが関わりながら遊んでいく中で、たくさんのことを感じ、吸収していくのだろうなぁと感じています。
これからもそんな姿を大切にしていきたいなぁと思っています。