この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。
今回は
です。
子どもたちが思いを出し、子どもたちがつくっていく生活。
それは、「きょうは、こんなことしよう!」「○○ちゃんとあそぼーう!」「(昨日の続きの)○○しよう!」などの、子どもたちのやりたい気持ちがあり、それを実現していく生活。
そんな子どもたちの思いがつまった生活を大切にしていきたいと考えています。
天気がよく、気温が高い日に、「どろばたけ、やろ〜!」と、声を掛け合い遊び始める子たちがいました。遊んで楽しかったことを思い出し、「明日もやりたい!」と、おうちでも話をしていて、次の日に、「きょうも、どろばたけ、やりたーい!」と思いながら、登園してきていたのです。(ドロ畑:ドロがたっぷりの空間。気温が高く日が出ている時に、ドロパンに着替えて遊びます。)
ある子たちは、毎朝のように「きょうも○○つくろ〜!」と思っていて、登園するとすぐに、ロッカーからお道具箱を出し、たくさんある空き箱の中からいくつかを選び、様々なものをつくっています。前日の続きでつくる子もいれば、「きょうのはつめいは、○○!」と毎日のように違う乗り物をつくる子もいたり、子どもたちは、思い思いにつくっています。(○○つくりたい!と思ったときに、いつでも、つくれるように、箱や布・ひも・紙などを子どもが自分で取れるところに、常に出しています。)
「トンカチしたい!」「えのぐしたい!」「(砂山で)かわつくろ〜っと!」などなど、その日、そのときに、子どもが思ったことで遊びが始まっています。
また、そんな遊びの中で、“一緒に遊んだ○○ちゃん・○○くん”というように、自然と子ども同士のつながりも出てきます。そして、今日も○○ちゃんと遊びたい!と思いながら登園する姿もたくさんあります。
四月から始まった幼稚園での新しい生活ですが、子どもたちは、それぞれのペースで、楽しいと思うことを見つけ、一緒に遊びたいと思う友だちを見つけて、幼稚園が好きな場になってきています。そして、二学期が始まった今、○○したい!○○しよう!という自分の思いが、たくさん子どもたちの中から出てきているのを日々感じ、嬉しく思っています。