かがやき+1 平成19年4月
2007年5月6日

この「かがやき+1」では、子どもたちの姿を通して、保育者が、保育の中で感じたこと、考えていること、大切にしていることをお伝えしていきます。 今回は   

だいじょうぶだよ!

です。

四月になり、新しい仲間が加わり新しい生活がスタートしました。 在園の子は進級したことを喜び、新入園の子は新しい場でドキドキ緊張している姿がみられていました。四月は、それぞれに安心できる場や人楽しいことを見つけているときです。そんな新しく入った仲間に、やさしく声をかけたり手伝ってあげている、あおの子(年中児)、きいろの子(年長児)の姿があちらこちらでみられています。 今回は、その中のほんの一部分を紹介したいと思います。 泣いている子がいると、「大丈夫だよ!」と頭をなでてあげる子がいたり、「うたを歌ったら、ニコニコになるかもね!」といって箱でトントンとたたける楽器をつくり、歌ってくれる子もいました。他にも泣いている子がいると、今度はくじびきをつくってきてくれて泣いている子にひかせてあげる姿が!そのくじびきは、あたるとなんと電車に乗れちゃうんです.泣いている子たちには、みんなあたりをひかせてあげるやさしいお兄さん! 「あたりで〜す!」と聞くと、泣いていた子達もふしぎと涙がとまり笑顔に!そして、その男の子は自ら運転手になり、「電車が出発しますのでおのりくださ〜い!」とみんなが乗るのを待ってあげ、幼稚園の園庭ツアーに連れて行ってくれました。 砂の山をのぼったり、つりばしをわたったりもしました。また、他の子たちがやっている砂でつくっているレストランへ連れて行ってあげ、そこでみんなでごはんを食べたりといろいろなところへ行き楽しみました。 そんな電車に乗っている子どもたちの顔は、泣いている顔から笑顔に、笑顔から声をだして笑う姿にみるみるうちにかわっていきました。いろいろなところへ連れて行ってくれるのでそれが楽しくて、ずっと電車に乗っている子もいれば、おもしろそう!と思ったところでおりて、そこで遊び始める子もいました。 大人からだけではなく、子どもたち同士で自然と声をかけ遊び、そこからおもしろそう!と思うことを見つけて遊んでいく。という姿は、すてきだなと思いこれからも大切にしていきたいなと思っています。 また、自然とでてくる子どもたちのやさしさを、これからもいろいろな場面で見ていけたらなと思っています。 H19.4PLUS1.JPG