5月29日(日) アウトドアクッキング
5月31日(火) はさみを使おう
6月2日 (木) とんかち・のこぎり
5月29日(日)アウトドアクッキング
今日はおうちの人と一緒に園庭で調理をするアウトドアクッキングです。お父さん達が、5月半ばから毎週末、相談してアイディアを出し合い、試作をし、準備をしてくれました。今日も朝8時から集まって、火をおこし、生地を作っていました。
今年のメニューは
1、へいへいへいへいへいもち(五平餅)
2、はこでスコーン
3、のせるーや トルティーヤ
4、ふみふみすいとんちぎりうどん
5、バンブークーヘン(竹で巻いて作るバームクーヘン)
です。
毎年,ユニークな作り方が楽しみです。
みんなは、9時50分登園。お皿やシート、エプロンなどの他に、炊いたお米一合、すいとんの煮崩れしにくい具、スコーンに付けるジャムやトルティーヤに挟むものも持ってきました。
心配されたお天気も上々。お父さん達が、今日のメニューを紹介してくれます。パフォーマンスもばっちりです!
「和の鉄人」登場。
♪のせる〜や トルティーヤ おいし〜や♪と、歌いながら現れたメキシカンなオヤジ達。
ごへい星から来たらしい「五人そろって、五平餅!」
「うどんみたいに、小麦粉をねってちぎって、すいとんを作ります」すいとんチーム。
「ス、コーンは、キツネのお菓子ではなくて、イギリスのお菓子です」といいつつも、キツネの装いで登場の3人組。
バームクーヘンを作る「バンブー星人」♪バンブー♪と踊りながら登場して、また踊りながら退場していきました。
料理によって炭火の火加減調節も完璧。火の番人。「ファイヤー!!」机の後ろには入らない、火の周りは走らないなどの約束もしました。
さて、クラスごとに、お父さんシェフの話を良く聞いて、親子で作ります。
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のせるーや トルティーヤ **********
生地を丸めてお団子にしてから両手ではさんでつぶします。台の上でめん棒を使って丸くのばします。
なかなかいい手つき。 お母さんと一緒に・・・上手くのばせたかな?
各料理ごとに手作りの「のれん」がかけられていました。大きな鉄板に炭火で次々と焼いて行きます。薄いので、一枚2分ほどで焼き上がったそうです。
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はこでスコーン **********
スコーンは生地を丸めて、こげないようにレーズンを中に押し込みます。出来上がったら網の上へ。
スコーンを焼くオーブンは段ボールで作ってあります。段ボール箱の中にアルミ箔を敷いて網が乗るように針金を渡しました。
子ども達にも中を見せてくれています。
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へいへいへいへいへいもち ***********
五平餅は、袋に入れたまま、ごはんをつぶして、竹に貼付けて行きます。
竹は危なくないように、お父さん達が、きれいにヤスリをかけてくれていました。
「ごへいもち、できた〜」
クルミ入りのお手製みそを付けながら、バーベキューコンロで焼いてくれています。
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ふみふみすいとんちぎりうどん **********
すいとんの生地を、手で小さくちぎって伸ばします。
大きなお鍋には、みんなが持ってきた人参や大根、きのこ、ごぼう、あぶらあげ、こんにゃくなどがたくさん。
そこにみんなの作った、すいとんが入りました。ぐつぐつ炭火で煮込んで、おいしそうな香りが漂って来ました。
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バンブークーヘン **********
竹に生地をかけて、炭火で焼きます。子ども達にも少し手伝わせてくれました。
2時間かけて焼き上がりました。竹をのこぎりで切って、抜きます。
お見事、バンブークーヘンが出来ました。
この日は、長谷幼稚園の卒園生でお子さん4人も卒園された鎌倉市長もいらしゃいました。
「子育てしやすい社会を目指しています」との言葉に、「よろしくお願いします!」
シートを敷いて、出来上がった食べ物を取りに行きました。大きな五平餅、こんがり焼けておいしそう。がぶり。
トルティーヤも、スコーンも、ちぎりうどんも、バンブークーヘンもみんな大成功!おいしくて、お腹いっぱい。
作って楽しい、食べて楽しい、おなかも大満足のアウトドアクッキング。お父さん達、本当にありがとうございました!
この後、お父さん達の反省会では、次のオヤジの会のイベント、夏祭りの話も出たようです。
次はどんなパフォーマンスを見せてくれるのかな、楽しみですね。
5月31日(火)はさみを使おう
「今日ははさみができる日だよ」
おはようございますの後保育者、の一言で「えーっ」と驚きとうれしい声をあげました。
黄色の子(年長)と青の子(年中)たちは4月から、この日を待ち望んでいました。
赤の子(年少)と新しく入った青の子も、ピアノの上のはさみが気になっていたのです。
「はさみを使う時には、お約束があるよ。切っちゃいけないのは」先生が言うと、子どもたちが次々に知っていることを全部言います。
「髪、洋服、大切なもの、上履き、幼稚園にあるもの。持って走っちゃだめ、置いたままはだめ、踏んじゃうと転んじゃう、お道具箱に入れておく、キャップをしてね」赤の子は一生懸命聞いています。
お道具箱を出してきて床に座り込んだまま、力を入れてぐんぐん切っていく子。保育者と一緒に切っていく子。無言で切る子、友達と相談している子。りんごの皮むきのように切って、へびを作ったり、絵を切って後ろに毛糸をつけて人形劇を始める子もいます。いつの間にか、友達の作ったものとコラボレーションが始まって・・・。自分の考えたものを作るって楽しいね。
6月2日 (木) とんかち・のこぎり
長谷幼稚園では子どもたちが作りたい自分のイメージに合うものを選べるよう、「紙、空き箱、布、ひも、ダンボール」、そして「木」などの様々な素材を用意しています。
自由に形を変えられる「紙・布素材」に対して、「木」はたいへん扱いにくい素材ですが、その分丈夫で、立体的なものになり、子ども達が上にのったり、下をくぐったり、体全体で遊ぶことが出来ます。また、時間をかけてじっくり作る気持ちも生まれます。
「木」で作るためには、「とんかち・のこぎり」が必要です。今日は今年度初めて、とんかちとのこぎりが登場しました。
園庭に出て始める前に、部屋で保育者が話します。
「自分の指を切らないように注意しよう。ガラス、ロッカー、立ち木、幼稚園のものを切らない。持って走らない、振り回さない、戦いもだめ。砂の上に置きっぱなしにしない、終わったら、青い箱に入れる。裸足にならない。」
本物ののこぎりや釘、とんかちをを使うのですから、危険がないよう、しっかり約束をします。
黄色の子は、赤や青の時から慣れ親しんでいるので、うまいもんです。
「こうやって・・・見てて」と黄色の子。
黄色の子の手元をじっと見つめている青、赤の子。一緒に打つ子もいます。
今日は始めなので何かを作るよりも、ひたすらくぎを打っています。
次々打って、つなげて、釘の道が出来てきました。
力を合わせて木を切っています。のこぎりを使うのも、板を押さえるのも、全身の力で!
レールと枕木を作る子、ひたすら切って粉が出ることが楽しい子。
ゴリゴリと木を切る音だけが、園庭に響いています。
この後、木を切り終わった切り口を見て「切れた木の中、色が鮭みたい」と嬉しそうに言っていました。